金函玉鏡⑭-八門の象意(4)杜門

金函玉鏡の八門とは、次の八門を指します。
八門:休門、生門、傷門、杜門、景門、死門、驚門、開門
その内、杜門は、次のような象意です。

<八門の象意(4)杜門>

杜門:“春の活力が疲弊し、万物の発育が停滞する”ことが原義。
   そこから、閉鎖、停滞、隠蔽のエネルギー

種類:中凶門
定位:巽宮(東南)
季節:初夏
五行:木(易卦は風)

象意:①閉鎖、停滞、隠蔽、避難、避災、潜伏、逃亡、離別に吉
   ②すべてのことが閉塞状況におかれます
   ③これを逆手にとり、避難、潜伏、逃亡など身を隠す時に用いると吉
   ④不祥事の隠蔽工作も吉


禁忌・向かないこと:自分をアピールすることなどはすべて不可

回座した時に力を発揮する宮:巽宮(南東)


次回は、金函玉鏡の八門の象意(5)景門について、述べていきます。

<今日のポイント>
杜門は、願望成就したい物事が、隠蔽、避難、潜伏、逃亡など身を隠す時に用いる
凶門なので、やむをえず用いる場合は、開門を除く上吉門を取った後に用いる