中国の東洋占術では、1日=24時間を十二支で配当した「時間の十二支(時支)」というもので、1日の時間を表現します。
子時=23時~1時
丑時=1時~3時
寅時=3時~5時
卯時=5時~7時
辰時=7時~9時
巳時=9時~11時
午時=11時~13時
未時=13時~15時
申時=15時~17時
酉時=17時~19時
戌時=19時~21時
亥時=21時~23時
<黄道時間と黒道時間とその順番>
青龍黄道→明堂黄道→天刑黒道→朱雀黒道→金貴黄道→天徳黄道→
白虎黒道→玉堂黄道→天牢黒道→玄武黒道→司命黄道→匂陳黒道
(緑字は吉時間帯)
これらの黄道時間(吉神の時間帯)と黒道時間(凶神の時間帯)を、次の表の日の十二支(日支)からわかる青龍黄道の巡り(=スタート時間)を基準にして、各黄道(黒道)時間(2時間ずつ)を、順番はそのままで24時間へ配当します。
方位取りで、出発して良い時間帯は、黄道時間のみです。
しかし、たとえ黄道時間となっていても、次の載路空亡と五不遇時がついていたら、出発時間には採用できません。絶対にダメです。もし出かけても、その方位取りは失敗に終わります。別な黄道時間を選ぶか、その日の方位取りをあきらめて、別な日を選びましょう。
<載路空亡と五不遇時>
金函玉鏡では、方位取りが無効になってしまう魔の時間帯があります。それが、載路空亡と五不遇時です。次の各表から、割り出します。
図・載路空亡 図・五不遇時
しかし、以上のことをさすがに毎回やるのは大変なので、林巨征先生の「秘占「金函玉鏡」方位術」(学研)の付録にある全干支(60干支)別の「吉凶方位早見表」を参照しましょう。毎日の“黄道・黒道時間”と“出発時間の適否”が一発ですぐにわかります。また、日盤が既に出来ているため、毎日の“八門・九星の吉凶方位”も一目瞭然です。この本は大変重宝するので、ぜひ購入して、1冊は本棚へ置いておきましょう。
秘占「金函玉鏡」方位術

金函玉鏡「方位取り」の出発時間については、まだ重要事項があるので、次回、述べていきます。
<今日のポイント>


