金函玉鏡⑤-具体例による日盤の作成

それでは、金函玉鏡の作盤の総合的な結果(金函玉鏡の総合盤)を見るために、わかりやすい具体例を通して、作盤していきます。

具体例:2009年3月30日の金函玉鏡による全吉凶方位、すなわち、金函玉鏡の総合盤を出します。

(1)日干支は? → 甲戌

(2)陽遁・陰遁の期間は? → 陽遁

(3)八門の配置

甲戌・陽遁の日なので、「休門・中宮表」から休門スタート位置は、「巽宮(東南)」

「巽宮(東南)」に休門を配置し、陽遁なので、「右回り」に八門を回して配置する(「休門→生門→傷門→杜門→景門→死門→驚門→開門」)


(4)九星の配置

甲戌・陽遁の日なので、「休門・中宮表」からスタートする九星は、「青龍」

陽遁なので、陽遁飛星盤の中宮に「青龍」を配置し、順番に残りの九星を飛泊して配置する(「太乙→摂提→軒猿→招揺→天符→青龍→感池→大陰→天乙」)


(5)十二神の配置

甲戌・陽遁の日なので、甲は五符表から、五符のスタート位置は、「寅(東北東)」

「寅(東北東)」に五符を配置し、順番に残りの十二神を右回りに回して配置する(「五符→天曹→地符→風伯→雨師→雷公→風雲→唐符→國印→天関→地鎖→天賊」)


(6)金函玉鏡の総合盤

お疲れ様でした。以上、3つの盤を合わせた金函玉鏡の総合盤は、次のような結果になります。
これで、金函玉鏡の方位占による全吉凶方位の判断ができることになります。



金函玉鏡の作盤ができたので、次は、金函玉鏡で方位取りをする場合の出発時間について、解説していきましょう。

<今日のポイント>
金函玉鏡の作盤は簡単であるが、各段階の手順を間違わないようにする
吉凶の判断は、八門と九星の吉凶を最優先して判断する