金函玉鏡⑦-方位取り・出発時間の注意点

金函玉鏡の方位取りの続きです。

金函玉鏡の出発時間については、金函玉鏡ならではの重要なルールがあります。それは、「一刻(2時間)の原則」と言うものがあります。

金函玉鏡では、一刻(2時間)という単位がいつも付いて来ることに注意して下さい。
・出発する黄道時間は、単位が一刻(2時間)単位になっています。
・金函玉鏡で、徒歩で方位取りをする場合、歩くのに必要な時間は、一刻(2時間)なのです。
・金函玉鏡で、電車で方位取りをする場合の目的地は、電車が一刻(2時間)で着くところとなります。
・金函玉鏡では、現地(目的地)に着いて、過ごす滞在時間は、一刻(2時間)が最低必要時間となります。

方位取りの出発時間は、黄道時間(吉神の時間帯)にすれば良いということがわかりました。では、移動手段の違いで、もう少し詳しい出発時の注意点はないのでしょうか。

<徒歩の場合>
移動手段は、徒歩のみです。この場合の出発時間は、黄道時間(吉神)の真ん中にすることが最適です。

<自動車・電車の場合>
移動手段は、徒歩、バス、自動車、電車と複数あります。この場合の出発時間は、一番、距離の長い高速な乗り物=電車の出発時間を黄道時間(吉神)の真ん中にすることが最適です。例えば、徒歩自動車しか使わない場合は、自動車の出発時間を黄道時間に合わせます。例えば、徒歩バスしか使わない場合は、バスの出発時間を黄道時間に合わせます。

<自然時修正を行う>
出発時間の注意事項には、まだ重要なものがあります。それは、現在、全国一律に使用されている日本標準時が使えないので、自然時へ修正しなければならないということです。日本では、兵庫県明石市(東経135°)の親時計を日本標準時としていますが、実際の時間は、これよりも東側の地域では、少しすすんでおり、これよりも西側の地域では、少し遅れているわけです。これを次の表により、自然時へと修正します。


では、次回は、金函玉鏡の方位取りの目的地の選定について、述べていきます。

<今日のポイント>
金函玉鏡で、徒歩で方位取りをする場合、歩くのに必要な時間は、一刻(2時間)である
金函玉鏡で、電車で方位取りをする場合の目的地は、一刻(2時間)で着くところとなる
金函玉鏡では、現地(目的地)に着いて、過ごす時間は、一刻(2時間)が最低必要時間となる
出発時間は、すべて自然時へ修正してから判断しなければならない