金函玉鏡⑳-十二神の象意

金函玉鏡の十二神とは、次の十二神を指します。
十二神:五符、天曹、地符、風伯、雨師、雷公、風雲、唐符、國印、天関、地鎖、天賊


<十二神の象意>

五符(大吉神):旅行、商売、婚姻、新築、葬儀、すべて大吉。

天曹(吉神):秘密の行動に最適。

地符(吉神):防衛。

風伯(凶神):物質的損害。精神不安。

雨師(凶神):停滞。阻害。ただし、井戸掘りと治水には可。

雷公(凶神):憂愁不安。詐欺にあう。

風雲(吉神):策略事や臨機応変に最適。

唐符(大吉神):すべての事柄に大吉。

國印(吉神):天の助けや人からの援助あり。

天関(凶神):すべて成就しない

地鎖(凶神):金銭財産の損失。

天賊(凶神):詐欺。盗難にあう。


金函玉鏡の十二神は、正確には、日家十二神と言います。日家十二神のエネルギー的影響は、八門、九星と比較して、ずっと小さくなります。方位取りなどの時は、その影響をあまり考慮しなくても良い存在と言えます。


以上で、金函玉鏡の十二神の象意の説明を終わりにします。

次回は、金函玉鏡の有効なテキストのみを集めた書籍情報について、述べていきます。

<今日のポイント>
十二神は、方位取りの時に影響が小さいため、あまり考慮しなくても良い


金函玉鏡⑲-九星の象意

金函玉鏡の九星とは、次の九星を指します。
九星:太乙、摂提、軒猿、招揺、天符、青龍、感池、大陰、天乙
気学の九星とは異なるので、注意して下さい。


<九星の象意>

太乙(水神・大吉星):求財。すべての事柄に吉。結婚、移転、商売すべて大吉。

摂提(土神・大凶星):災難多発。言動厄災。すべて意のままにならない。

軒猿(木神・小凶星):驚事多発。万事停滞。

招揺(木神・小凶星):争事多発。

天符(土神・凶星):女難。遺失物。口論。訴訟。

青龍(金神・大吉星):喜び事。財産、移転、赴任、婚姻、諸事大吉。人からの援助あり。

感池(金神・大凶星):百事凶災。病気。怪我。

大陰(土神・吉星):求財。すべての事柄に吉。人からの援助あり。

天乙(火神・吉星):人間関係良好。酒食。人からの援助あり


九星の吉星が回座した時にさらに吉意のパワーを発揮できる宮は、それぞれ次のようになっています。
なぜ吉意のパワーがさらに出るかと言うと、宮と九星の五行の関係で、五行相生、五行比和が生じるからです。

太乙(水神・大吉星)→ 坎宮(北)、乾宮(北西)、兌宮(西)
青龍(金神・大吉星)→ 坎宮(北)、乾宮(北西)、兌宮(西)
大陰(土神・吉星)→ 艮宮(北東)、坤宮(南西)、離宮(南)
天乙(火神・吉星)→ 離宮(南)、巽宮(南東)、震宮(東)


以上で、金函玉鏡の九星の象意の説明を終わりにします。

次回は、金函玉鏡の十二神の象意について、述べていきます。

<今日のポイント>
九星では、太乙、青龍、大陰、天乙の4つが大吉星・吉星であり、これらが回座する方位を確実に取るようにする
九星には五行があるので、宮と九星の五行で相生、比和となる場合、さらに九星のパワーを発揮する